2013年2月2日土曜日

2) ひとりで子育てなんて、できないよ。

15年前、長女が生まれた時、直感でそう思いました。
子どもと二人きりだと、なんだか気持ちが煮詰まって、イライラしてしまう。
怒らなくていいことに、つい叱りとばしてしまいそうになる。
でも、約束しなければ誰かに会うことができない時代です。
近所の道端で子どもの声が聞こえるたびに、 偶然を装って通りかかり、一緒に遊んでもらいました。
一緒に公園に行ける仲になるまで、ずいぶんかかりました。
お互いの家に行き来できるまで、もっとかかりました。

子どもは、子ども同士でずっと一緒にいたいのです。
子どもは、子ども同士で学ぶことがとっても多いのです。
好き嫌いが多くて食が細くても、友だちと一緒だとびっくりするほどよく食べます。
友だちがおしっこする姿をみれば、自然にトイレに挑戦したくなります。
たくさん遊んで満足できれば、グズることも少なく、寝つきもいい。
子ども同士で育ち合ってくれると、親もとってもラクなのです。
ところが親である大人同士が、妙な遠慮をし合って、気のつかい合い。
ホントに育児しにくい時代です。

だからお母さんたちと一緒に作る青空保育ができないか、と思いました。
わが子をいろんな大人が見ていてくれる。
井戸端会議ができて、「遊びにこない?」と気軽に言えて、 大変な時は友だちの家でも子どもを預かってもらえる。
数十年前ではあたりまえだったことが、青空保育では可能です。
子どもにとって、大人にとって、安心感は必要なのです。

そして、もしあなたの近所に青空保育がなかったら、
少し強引に、まずあなたが近所の子を自宅に預かってみることをおすすめします。
預かると大変、と思いますか?
とんでもない。
遊び相手がいるので、自分の子がもてあましてグズグズ言うこともないし、
お母さんにまとわりつかないので、横目で様子を見ながら家事がはかどります。
よその人がいると、風穴があいて、イライラが減ってわが子を怒らずにすみます。
 「ごめんね~、預からせてもらうと、とってもラクなのよ~」
と続けているうちに、時々あちらも預かってくれるようになってきますよ。

2013年2月1日金曜日

1) 育児がしんどいのは、社会のせいです。

お母さんのせいでは、ありません。


なんだかイライラする。

子どもはかわいいのに、ついイヤな言葉を吐いてしまう。
怒りすぎて、子どもの寝た後、ふと「ごめんね」と思う。
育児本を読むけれど、その通りにできなくて不安になる。
そういえば今日1日、自分の時間なんてあったっけ・・・

こんな思いをしたことは、ありませんか。
そんな自分を不安に思ったことは、ありませんか。
でも、育てにくいとしても、それはお母さんのせいではないのです。
今の社会は「いまだかつてないほど子育てしにくい社会」と、言われています。
あなただけではなく、多くのお母さんが同じような思いをしています。
そのことを知らなくて、苦しんでいるお母さんが、とても多いのです。

実は「専業主婦」という言葉は、高度経済成長期にうまれたそうです。
それまでは、妻も近所の工場(こうば)(や家業や畑を手伝って
おじいちゃんもおばあちゃんも近所の人も一緒になって、子どもを育てていました。
そして近年、近所のつながりがぐんと減りました。
となりにどんな人が住んでいるか、わからない時代になりました。
「子どもは母親が育てるもの」となり、さらに近所に助けてくれる人もいなくなりました。
マニュアル通りに育たない生身の子どもを、ひとりで育てられるわけがない。

ひとりで子育てしなくていいよ。
たまった思いを聞いてもらえるだけで、気持ちが軽くなるよ。
思うようにならないのは自分だけではないと知ると、力が湧いてくるよ。
子どもってひとりひとり違うとわかれば、肩の力が抜けるよ。
お互いの子どもの成長を喜びあえる仲間がいれば、育児が楽しくなるよ。

このように、2012年3月に始まった、青空保育ぺんぺんぐさ。
仲間がいるだけで、育児が全くちがうものになります。
仲間づくりが得意でない人も加われるように、保育士もお手伝いします。
それから、子どもってこんなもんだよ、ということもお伝えできると思います。
早くもお母さんたちが、たくましい表情を見せてくれるようになって、嬉しい毎日です。