2013年2月1日金曜日

1) 育児がしんどいのは、社会のせいです。

お母さんのせいでは、ありません。


なんだかイライラする。

子どもはかわいいのに、ついイヤな言葉を吐いてしまう。
怒りすぎて、子どもの寝た後、ふと「ごめんね」と思う。
育児本を読むけれど、その通りにできなくて不安になる。
そういえば今日1日、自分の時間なんてあったっけ・・・

こんな思いをしたことは、ありませんか。
そんな自分を不安に思ったことは、ありませんか。
でも、育てにくいとしても、それはお母さんのせいではないのです。
今の社会は「いまだかつてないほど子育てしにくい社会」と、言われています。
あなただけではなく、多くのお母さんが同じような思いをしています。
そのことを知らなくて、苦しんでいるお母さんが、とても多いのです。

実は「専業主婦」という言葉は、高度経済成長期にうまれたそうです。
それまでは、妻も近所の工場(こうば)(や家業や畑を手伝って
おじいちゃんもおばあちゃんも近所の人も一緒になって、子どもを育てていました。
そして近年、近所のつながりがぐんと減りました。
となりにどんな人が住んでいるか、わからない時代になりました。
「子どもは母親が育てるもの」となり、さらに近所に助けてくれる人もいなくなりました。
マニュアル通りに育たない生身の子どもを、ひとりで育てられるわけがない。

ひとりで子育てしなくていいよ。
たまった思いを聞いてもらえるだけで、気持ちが軽くなるよ。
思うようにならないのは自分だけではないと知ると、力が湧いてくるよ。
子どもってひとりひとり違うとわかれば、肩の力が抜けるよ。
お互いの子どもの成長を喜びあえる仲間がいれば、育児が楽しくなるよ。

このように、2012年3月に始まった、青空保育ぺんぺんぐさ。
仲間がいるだけで、育児が全くちがうものになります。
仲間づくりが得意でない人も加われるように、保育士もお手伝いします。
それから、子どもってこんなもんだよ、ということもお伝えできると思います。
早くもお母さんたちが、たくましい表情を見せてくれるようになって、嬉しい毎日です。

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