15年前、長女が生まれた時、直感でそう思いました。
子どもと二人きりだと、なんだか気持ちが煮詰まって、イライラしてしまう。
怒らなくていいことに、つい叱りとばしてしまいそうになる。 でも、約束しなければ誰かに会うことができない時代です。
近所の道端で子どもの声が聞こえるたびに、 偶然を装って通りかかり、一緒に遊んでもらいました。
一緒に公園に行ける仲になるまで、ずいぶんかかりました。
お互いの家に行き来できるまで、もっとかかりました。
子どもは、子ども同士でずっと一緒にいたいのです。
子どもは、子ども同士で学ぶことがとっても多いのです。
好き嫌いが多くて食が細くても、友だちと一緒だとびっくりするほどよく食べます。
友だちがおしっこする姿をみれば、自然にトイレに挑戦したくなります。
たくさん遊んで満足できれば、グズることも少なく、寝つきもいい。
子ども同士で育ち合ってくれると、親もとってもラクなのです。
ところが親である大人同士が、妙な遠慮をし合って、気のつかい合い。
ホントに育児しにくい時代です。
だからお母さんたちと一緒に作る青空保育ができないか、と思いました。
わが子をいろんな大人が見ていてくれる。
井戸端会議ができて、「遊びにこない?」と気軽に言えて、 大変な時は友だちの家でも子どもを預かってもらえる。
数十年前ではあたりまえだったことが、青空保育では可能です。
子どもにとって、大人にとって、安心感は必要なのです。
そして、もしあなたの近所に青空保育がなかったら、
少し強引に、まずあなたが近所の子を自宅に預かってみることをおすすめします。
預かると大変、と思いますか? とんでもない。
遊び相手がいるので、自分の子がもてあましてグズグズ言うこともないし、
お母さんにまとわりつかないので、横目で様子を見ながら家事がはかどります。
よその人がいると、風穴があいて、イライラが減ってわが子を怒らずにすみます。
「ごめんね~、預からせてもらうと、とってもラクなのよ~」
と続けているうちに、時々あちらも預かってくれるようになってきますよ。
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